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COLUMN コラム

公益財団の医療法人によるIT導入補助金の申請について

医療機関でも受けられる制度


公益財団医療法人が活用できる補助金は、少ないと思っている院長先生もいるでしょう。
数少ない中でも利用できるものは申請をし、上手に活用していくことが大切です。
まずは、どのような制度を利用できるのか調べなければなりませんが、一つにIT導入補助金があります。
これは、公益財団などの医療法人でも申請可能な補助金の中でも代表的です。
活用することができれば資金繰りも改善できるかもしれません。
IT導入補助金とは、登録を受けたツールを導入した際に申請の対象となるもので、申請類型が3種類あります。
一つは補助額の範囲が30万円から150万円未満のA類型、二つ目は150万円から450万円のB類型、三つ目は30万円から450万円のC類型です。
最後のC類型は新型コロナウイルス対策として設けられた特別枠となりますが、どの類型になるのかの判定はIT導入支援事業者が行うことになります。
院長先生自身が判断するものではないため、安心してください。


手続きする際のポイント


C類型は先に購入し、後から申請することはできますが、不採択で適用されないということもあるため、交付が決定してから購入するようにしてください。
また、IT導入補助金を申請するためには、gBiz IDというアカウントが必要になります。
この取得に2週間ほどかかるため、余裕を持ってアカウント作成しましょう。
IT導入補助金を申請する際のポイントは、申請書をしっかり作ることです。
必要項目を埋めるのではなく、何をしたいのかをしっかり伝えることが重要なのです。
コロナの影響で補助金の採択率は上がっていますが、不採択になる可能性はゼロではありません。
なぜ、この制度を利用するのかなど伝わるように作文する必要があります。
他にも公益財団医療法人が受けられる補助金や助成金があります。
新型コロナウイルスの影響により、資金繰りが悪化してしまった医療機関もあるのでしょうか。
外来の患者さんが減り、経営が厳しくなっているところもありますが、特別に作られた制度もあるため、上手に活用してみてください。
わからなければ専門家に相談するというのも一つの方法です。