株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人の開業で身につけたい決算書の読み方とは

開業する際に身につけておきたいこと


公益財団の医療法人を開業する際に、決算書を読む重要性について知っておきましょう。
どんな医師であっても、決算書を理解しておくことは重要です。
なぜなら、理解できれば実際の経営を把握し、課題解決・対策立案とPDCAを回すことができるからです。
公益財団医療法人と言っても収入を増やさなければ事業の存続は不可能です。
決算書を読めるようになり、事業を存続するための取り組みを行いましょう。
開業している院長先生の中には、税理士やコンサルに任せれば問題ないと思っている人もいるのではないでしょうか。
それは一つの手ですが、税理士などのプロに経営を全てを任せてしまうと弱みを握られてしまうとも言えます。
専門家が経営者になるのではなく、最終的な意思決定は医療法人の経営者が取らなくてはならないため、院長先生自信も経営をしているという自覚を持ち、取り組むことが大切です。
さらに、多種多様な業者が様々な自社商品を勧めてきます。
このような場合にも経営者となる自身が状況などを加味したうえで判断することが大切です。


財務指標を把握するために


決算書を読むために必要なことは、簿記などの資格を取得するようなことではありません。
資格取得に費やす時間や費用対効果などを踏まえるとそこまで推奨できるものではないでしょう。
また、様々な公益財団医療法人の経営者がいますが、決算書を見て多少の意味合いや財務指標を把握できるほどの知識が得られれば十分です。
財務指標を把握するようになるための方法は、全体の概要を読み込み、医療計画を継続的に視察しながら理解するといったシンプルな方法です。
日々の診療の中で書類に目を通す時間を定期的に作り、不明な点があればその場で調べてQ&A方式で理解を進めていきましょう。
すると、次第に全体の経営状態が把握できるようになり、知識が血肉となっていきます。
これから開業を検討する医師は、医療経営計画を作成するところから始めることがおすすめです。
そして、最終的には、利益が出る仕組みを頭の中で構築できるまでになることを目標にしてみてはいかがでしょうか。