株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人で必要なスタッフの教育とは

経営理念は行動に落とし込めるまで行う


公益財団の医療法人で勤務しているスタッフに必要な教育があります。
まずは、なぜその医療機関が公益財団として機能しているかです。
個人経営ではなく、公益財団になっているのか、スタッフ自身のことでもあるためしっかりと説明できるようになってもらう必要があります。
それを踏まえたうえで、基本的には3つのことを教育していきます。
1つ目は経営理念です。
採用の時に1度は目にするものですが、この経営理念を理解し実践していることがスタッフとしての証となります。
スタッフ1人1人に対して、もう一度経営理念を理解納得させ、行動に落とし込めるまでにさせることが重要です。
また、単に経営理念を覚えさせるのではなく、自院の公益財団医療法人ではどんな理由で診療科目を選択したのか、院長がどんな考えで地域医療に貢献するのかを具体的に明示する必要があります。
そうすることでよりビジョンが明確になり、心強いサポートをしてくれるスタッフが育っていくで翔。
そして経営理念は必ず文書化して、従業員が毎日目に留まるところに掲示しておくことも必要です。


役割の明文化とチェックリスト作成


2つ目の教育に必要な点は各自の役割を明文化しておくことです。
経営理念が理解され実践まで落とし込むためには、自分の役割を深く理解しておかなければならないため、各職種のミッションを言語化し誰にでも分かる言葉に置き換えておきましょう。
また、他の職種の相互理解のためにも、お互いがお互いの役割を認識しておくことも大切です。
そうすることで職場に適度な緊張感が生まれ、お互いを高めあえることが可能になります。
3つ目に必要なことは、業務のチェックリスト作成です。
このリストがあれば、自分がどこの仕事までできるのかが明確にわかるようになり、昇進の時にも便利な道具になります。
例えば、電話対応や接遇・身だしなみなど大きなジャンルに分け、その各ジャンルを細かくリスト化していけば、公正公平な勤務マニュアルが完成します。
このように、公益財団医療法人でスタッフ教育をするときには、経営理念のような大きな枠組から論理的な構造で理解を促し、自分の仕事に繋がるように具体的な行動にまで落とし込むことが重要です。