株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人を設立する際に必要なマインドとは

気持ちを切り替えよう


これから公益財団などの医療法人を設立しようと考えている院長先生は、設立時に必要なマインドについて知っておきましょう。
なぜなら、公益財団の経営者としてのマインドを持たなければならないからです。
これまで、現場で医療業務を行うのがメインだった場合、プレイヤーとしてのマインドが強く、経営がうまくいかないことも少なくありません。
患者さんと向き合うことはもちろん大切なことですが、公益財団を継続して運営していくためには経営者として自覚を持ち、組織を作り上げていくことが重要です。
しかし、どのように意識を切り替えればいいのかわからない人もいるでしょう。
業務をこなしていくうちにわかってくることもありますが、設立する目的を明確にし、患者さんにどのような医療を提供するかなど、一から考えなければなりません。
目的が明確になると、やるべきことが見えてくるため経営者としての自覚も湧いてくるでしょう。
また、目的が明確になったらそれに賛同し、協力してくれるスタッフを雇い、自分が思い描いている医療法人を作り上げていく必要があります。


費用対効果の高さ


気持ちだけでなく、金銭感覚も経営者としての目線に切り替える必要があります。
医療法人の設立には、多額の資金が必要になります。
個人開業時代からの蓄えがあったとしても、無駄なものにお金をかけてしまうとあっという間に資金繰りが悪化し、運営することが難しくなってしまうでしょう。
そのため、機材一つでもそれを購入するとどれだけの売り上げにつながるのかを計算して、本当に必要なものか判断することが大切です。
見積書の総額で決めてしまう人も多いですが、費用対効果が高いかどうか、しっかり判断できるのも経営者には必要な能力だと言えます。
また、経営者としての時給も考えてみてください。
院長先生は時給1万円以上にもなる業務以外はしないほうがいいかもしれません。
全て一人でこなそうとするのは非効率であるため、経営者にしかできないことと他のスタッフができることを区別して振り分けましょう。
プライベート感覚で運営すると大きな壁にぶつかった時に乗り切ることができません。
簡単にマインドを切り替えることはできませんが、意識することが大切です。