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COLUMN コラム

公益財団の医療法人を戸建てで開業するときの注意点とは

気をつけなければならないこと


公益財団医療法人を設立する際に、開業場所を決めなければなりません。
ビルや戸建ての2種類がありますが、戸建てを選ぶ際に注意点があります。
注意点を知らなければ失敗する恐れがあるため、開業前に確認しておくことが大切です。
注意点の一つは土地の価格と資金繰りです。
ビルにはないメリットが戸建てにはありますが、土地を買って建物を建築することになるため莫大なお金が必要になります。
土地には担保価値があるため金融機関から融資を受けることは可能ですが、5000万円が上限だと考えておきましょう。
建築費や医療機器の購入、開業当初の運転資金なども合わせると5000万円以上かかり、土地代を含めると1億円超える可能性があります。
融資の審査が下りても借金が莫大にあると、開業してから経営に余裕を持てず、精神的には良くありません。
余裕を持って経営をするためには、土地は5000万円を上限にしましょう。


構造や建てる時期


構造にも注意が必要です。
建物の構造には木造や鉄骨、鉄筋などの種類があるため迷うこともあるでしょう。
その中でも鉄筋は柱が太くて丈夫な上に、真ん中に梁が必要ないため、面積が広くなります。
一方、木造や鉄骨は柱が細く、梁も入れなければ地震などの衝撃に耐えることができません。
その分、費用が安い傾向にあります。
それぞれ特徴があるため、把握した上で選択しましょう。
また、戸建ては増床することが困難です。
費用があれば簡単に増改築できるイメージがありますが、そもそもの土地が限られており、後から建物を追加する形でつけると雨漏りの原因になります。
最初の設計の段階から慎重に決めていきましょう。
他にも、建築をスタートする時期を決める際は売り上げが上がる季節を逆算して決定することも大切です。
これは診療科目によって異なりますが、資金不足を回避するために気をつけなければならないポイントだと言えます。
このように、公益財団医療法人を設立する際は気をつけなければならないことがあります。
公益財団医療法人を立ち上げることができても建物で失敗する恐れがあるため、専門家に相談しながら準備を進めてみてはいかがでしょうか。