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COLUMN コラム

皮膚科病院の開業資金とポイント 

診療や治療内容に特色をもたせる

皮膚科病院を独立開業する予定の方は、開業前にしっかりと準備をしておきましょう。
一昔前であれば、独立開業するとすぐの多くの患者さんが来てくれましたが、今は情報が簡単に手に入るので、良い医師がいる病院でなければ患者さんは来てくれません。
診療や診療内容に特色を持たせて、ほかの皮膚科とは違うという点をアピールしましょう。
例えば、子どもが好きなら子どもの皮膚を専門に見ることをアピールすればいいでしょう。
病院が嫌いな子どもが多いのに、子どもの扱いに慣れていない医師は多くいます。
子どもの扱いを得意としている医師であれば、親も進んでその病院で診てもらいたいと思うものです。
アトピーで悩んでいる人は年々増加しているので、アトピーの専門性を強調した診療を掲げるのもいいでしょう。

若者向けに、にきびケアや肌荒れ対応をしたり、中高年以降に多い帯状疱疹を専門にしたりすることも考えられます。
とにかく、特色を出して皮膚科をアピールすることが大切です。


皮膚科独立開業の資金準備について

産婦人科を開業する場合、どの程度の資金が必要になり準備しておけばよいのでしょうか?
クリニックの開業資金は、自分がどういった患者を中心に診察していきたいかを考えないといけません。

産婦人科であれば、不妊治療中心なのか、産科なのか、婦人科なのか、メインの患者のことを考え、それに必要な機器を揃えるための資金を準備していくいくことになります。
初期投資費用をかけすぎて準備してしまうと、その後の経営が難しくなってくる場合があるので注意が必要です。
逆に、初期投資費用を抑えすぎて準備すると、必要なものをそろえられないままにスタートをきることになってしまいます。
開業コンセプトや事業計画書を作成しておき、必要なところにはそれなりの経費や費用をかけるようにするといいでしょう。
特に一人で開業準備をする場合には、計画を綿密に立てて計画通りにしていくことで、返済計画もおのずとできてくるでしょう。
大体独立開業資金として必要になる費用は土地/建物:約3,000万~、設備:約2,000万円~が必要になるといわれています。


医療機器などを使用する場合、銀行から必要な費用を借り入れて購入することもできますし、他にリース契約や割賦方式で導入してもいいでしょう。