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COLUMN コラム

耳鼻咽喉科病院の開業資金とポイント 

ターゲットを決める

耳鼻咽喉科を開業して軌道に乗せていきたい、成功したいと思うならターゲットを決めて、そのターゲットに合わせた耳鼻咽喉科を独立開業しましょう。

例えば、都市部に独立開業の準備をするのであれば、大人をターゲットに考えて、花粉症やアレルギー対策など、専門性を前面に押し出した耳鼻咽喉科にしていくことがポイントです。



郊外で開業を望むのであれば、子どもをターゲットに扁桃腺炎や副鼻腔炎、中耳炎といった専門的な診療を行うといいでしょう。
幅広くやっていきたいと考えても、子どもが多すぎて行きづらいとか、大人の雰囲気で子どもを連れて行きにくい、など、行きたい病院として選択されない可能性が高くなってしまいます。
何に特化している専門性の高い耳鼻咽喉科だから一度診療に訪れてみよう、と患者さんは考えてくれるのです。



耳鼻科は、患者さんは初めのうちはあまり来ないかもしれませんが、花粉の時期やインフルエンザの時期などから、少しずつ患者さんが来るようになるでしょう。

しかし、あまりにも待ち時間が長すぎると、徐々に患者さんが離れていってしまうケースも考えられます。
そのような場合には、順番待ち予約システムの導入が有効です。
患者さんに来てほしいと考えるのであれば、患者目線に立った耳鼻咽喉科の独立開業を目指して準備をしていきましょう。


耳鼻咽喉科の独立開業資金準備について

耳鼻咽喉科の独立開業では、どの程度の資金が必要になってくるのでしょうか?

準備しなければならない資金は、病院の広さや医療機器、システムの導入、人件費、広告宣伝費などによって、大きく変わってきます。

まず、診療スペースは20坪から40坪は必要です。

さらに、専門分野で必要になる医療機器として、聴力検査機・BOX・ユニット・ネブライザーなどが必要不可欠であると考えられます。

その医療機器だけでも2000~2500万位は資金がかかってくるでしょう。

開業した時期が花粉症の時期と重なると、多くの患者さんが訪れて、軌道に乗るのも早いですが、その時期はどの耳鼻咽喉科も患者数が多いので、その後に患者さんをつなげることが出来るかが勝負のカギです。