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COLUMN コラム

公益財団の医療法人の開設でテナントを借りる際に確認したいこと

物件を探す際に知っておきたいこと


公益財団などの医療法人を設立する際に、テナントを借りることがあるでしょう。
スムーズに借りることができるように確認すべきポイントを知っておくことが大切です。
一つは、希望条件です。
自分が望んでいる条件が具体的に決まっていないと、いくら候補のテナントを内見してもピンとくる物件に出会えません。
また、公益財団医療法人を設立すると聞きつけた不動産会社の営業マンが、院長先生にたくさん声をかけてくることもあります。
どこも同じように営業をしてくることが多いため、もっと良い条件の物件に出会えるだろうと考え、優柔不断でなかなか決めることができなくなります。
さらに、不動産会社の営業マンも条件が明確に決まっていない人に対して、一生懸命になって物件を探して紹介することはないでしょう。
物件選びに時間がかかると、決定することができずに疲れてきます。
テナントが決まらないと公益財団医療法人の設立も延びてしまうため、無駄を省くためにも、まずは希望条件を明確にしておくことが大切です。


費用や設備について


費用についても確認すべきポイントです。
開業するためにある程度の資金は貯えているはずですが、思った以上に高額になるケースも少なくありません。
こだわり始めると、どんどん作り込んでしまって予算を超えてしまうでしょう。
特に、給排水や電気、空調などの設備はビルによって利用できないことがあり、後から知ると全てを自分で作り込んでいくことになるため高額になります。
古いテナントが入っていたとしても、使えない設備がある可能性もあるため、専門家に同行してもらいながら内見をしましょう。
他にも、違反建築物に該当していないか確認してください。
院長先生は医療に詳しくても、建物や設備の知識はないことが多く、違法かどうか自身で判断することが困難です。
エアコンの場所や患者さんが入ってくる通路に段差がないか、段差がある場合にはスロープの入り口があるかなどもチェックしてください。
このように、建物の外観や構造、水回りの設備、電気関係、安全性の確保などチェックすべきポイントがたくさんあります。
失敗しないように様々な項目を確認しながら決めることが大切です。