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COLUMN コラム

公益財団の医療法人における逓増定期保険の活用とは 

定期保険の種類

生命保険には様々な種類がありますが、その一つに法人が利用する逓増定期保険という保険があります。
生命保険は定期保険、終身保険、養老保険が一般的です。
その中でも定期保険には逓減定期保険と収入保障保険の2種類が一般的ですが、法人が利用する逓増定期保険も定期保険の一つです。
公益財団の医療法人を設立する際は、逓増定期保険について知っておく必要があります。
公益財団の医療法人などが利用する逓増定期保険とは、一定期間に亡くなり、一時金で死亡保険金が支払われるものです。
保険料は契約から満了まで一定ですが、受け取る保険金の額は満期に近ければ近いほど増えていくという特徴があります。
逓減定期保険や収入保障保険といった一般的な定期保険よりも保険料が安いです。
その理由は保険期間の経過に伴い5倍まで保険金額が増加し、満了時に被保険者の年齢が45歳を超えている必要があり、徐々に増えていくからです。


逓増定期保険の特徴

逓増定期保険の払込期間は前期と後期の2つがあります。
前期は逓増率がなく、後期は逓増率があります。
同年齢で同じ保険金額に加入するのであれば、前期期間が短いと保険料が高くなり、保障も大きくなるのが特徴です。
反対に、前期期間が長いと保険料が安く、保証も小さいです。
どのような目的で逓増定期保険を利用するのかを考えて加入しましょう。
事業が発展したときに保障を増やしたい、短期で退職金対策したい、節税効果を活用したいと考えて逓増定期保険を選ぶ傾向にあります。
徐々に保険金額が増えていくため長期定期保険より保険料が高くなってしまうため、損金額も大きくなります。
そのため、長期定期保険よりも短期間で節税効果を得られるという仕組みです。
節税効果だけでなく、解約払戻金や契約者貸付も活用することもできます。
保険料が高額になるにつれて解約払戻金も増え、短期で退職金対策することができるのです。
公益財団の医療法人を設立する予定のある方や、節税効果を得たい、短期間で退職金対策をしたい方は逓増定期保険を利用してみてはいかがでしょうか。