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COLUMN コラム

公益財団の医療法人で医師の退職を防ぐために必要なこと

人手が足りていない


公益財団の医療法人を立ち上げる際には様々な準備をしなければなりません。
書類を作成し、認定を受けることで経営が開始できます。
しかし、運営中にも問題が発生するものです。
一つは、退職です。
現在、医師の数は過去最多の32万人とされていますが、それでも現場からは不足しているとの声が上がっています。
地域によっても違いがあり、医師が集中するのは大都市です。
大都市には最先端の医療技術があり、トレンドや情報も取り入れやすいからでしょう。
その影響により、人口の少ない地域は不足してしまうのです。
人手が足りていない中で、退職者が増えると医療法人として運営していくことが難しくなってきます。
離職を防ぐために、どのようなことを取り組んでいくべきか知った上で対策をしてみてはいかがでしょうか。


どう離職率を改善するべきか


どの医院も雇用したナース、医療スタッフを定着させたいと思っているものです。
すぐに辞めてしまったら、また採用にお金を時間がかかるため、できるだけ長く働いてもらいたいものですが、長続きしないことも少なくありません。
対策の一つは、金銭以外で報酬を与え、魅力を感じてもらえる環境を作ることです。
お給料やボーナスはもちろん大切ですが、資格を持ち医師として働いている人が期待する金銭の報酬に合わせていくと、公益財団の運営も厳しいものになってきます。
そこで、お金では計ることのできない条件を魅力的なものにすることがポイントになるのです。
やりがいを感じたり、成長できる環境を整えたり、公平な評価が受けられる仕組みがあればお金でつなぎとめる必要もなくなるでしょう。
他には、職場を活性化させることも効果的です。
現場では人の命を預かるため、緊迫感や緊張感がありますが、その中でも楽しく仕事ができるような環境を作ると職場への定着率が改善されて退職者が減る可能性があります。
また、それぞれが得意とする分野の技術を全職員に共有できる仕組みが作ることも大切です。
対策をしているのに離職率が改善されない場合は、公益財団に詳しい専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
設立のサポートもしてくれるため、スムーズに運営ができるようになるはずです。