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COLUMN コラム

公益財団の医療法人で有益な分院開設の進め方とは

2つの種類とは


公益財団医療法人を立ち上げ、経営が軌道にのると分院開設をしようと考えている院長先生も多いのではないでしょうか。
患者数が増え、収益も安定してくると規模を拡大したいと思うものですが、これまで分院開設を行ったことがない場合は進め方がわからないというケースも少なくありません。
進め方を知っておくとスムーズに取り組めるため、これから規模の拡大を狙っている先生は、進め方について知っておきましょう。
はじめに知っておきたいことは、分院の作り方が大きく分けると2種類あるということです。
一つは新規開設、もうひとつは既存の診療所をM&Aする方法です。
どちらを選ぶかを決めた上で、準備をしていく必要があります。


資料は不備がないように注意


新規の場合は、公益財団医療法人を立ち上げた時と同様に、様々な書類を作って行政へ手続きをしなければなりません。
書類は指定されているため、不備がないように用意してください。
また、中には書式も指定されているものがあります。
作成ミスがあると、無駄な時間がかかるため慎重に作っていきましょう。
さらに、手続き先によって提出期限が設けられていることもあります。
期限を過ぎると翌月の申請に持ち越されるため、余裕を持つことが大切です。
M&Aの場合は、売り手側で書類を作成しますが、買い手側も提出先と相談しながら作らなければならない書類があります。
期日も決まっているため、遅れないように作成してください。
このように資料を準備しなければなりませんが、何度も経験することではないためわからないことも多いはずです。
手続きの実績のある専門家にサポート依頼してみてはいかがでしょうか。
また、他にも知っておきたいことがあります。
それは、分院開設には多額の設備投資が必要になることや、赤字から黒字に転換させるために時間がかかること、分院長が退職すると経営リスクが大きくなってしまうなど、様々な問題が発生することです。
しっかりと計画を練り、院長先生が思い描いている理想が実現可能かどうか判断する必要があります。
迷った時は専門家に相談するのも手です。
一度、公益財団医療法人を立ち上げると簡単に解散や個人開業に戻すことができないため、注意してください。