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COLUMN コラム

公益財団の医療法人による開業するための初期投資について

どれくらいの資金が必要？


公益財団医療法人の開業には資金が必要です。
個人事業とは異なり、公益財団医療法人は何度も設立や解散を繰り返すことはないため、開業にどれくらいの資金が必要なのかわからない院長先生も多いのではないでしょうか。
公益財団医療法人の設立準備をし始める前に必要な初期投資について知っておくと、スムーズです。
一般的には、コンセプトによって必要な初期投資額は異なります。
開業条件によっても違ってくるでしょう。
しかし、通常は土地や建物の代金、医療機器や什器の費用、広告宣伝費、消耗品費、医師会入会金、運転資金などの項目を初期投資として準備しなければなりません。
この項目の中でも、広告宣伝費はホームページのクオリティーや印刷するチラシの枚数によって金額が変わってきます。
また、机や椅子、テレビなどの消耗品も、それぞれの金額によって異なります。
開業当初から患者さんがたくさんきてくれるわけではないため、売り上げが少ない時期を補うための運転資金は用意しておきましょう。
用意していなければ、スタッフの人件費や家賃が支払えなくなるため要注意です。
出だしからつまずかないように、余裕を持つことが大切です。

科によっても変わる


分野によっても額が変わってきます。
特に内科は競合が多く、その中で自院ならではの特徴や専門性を打ち出して、他院と差別化することが大切です。
まずはコンセプトや強みを決めて差別化していきましょう。
一般的には土地や建物だけで最低2500万円、電子カルテや超音波診断装置、内視鏡などの設備に2、3000万はかかります。
整形外科では患者さんのリハビリをする施設を設ける医院が多いため、その担当をするスタッフを採用しなければなりません。
一人や二人では足りず、十分な人数を揃える必要があります。
それに加え、医療事務や看護師、放射線技師、理学療法士なども必要になるため、他の分野よりも人件費が高くなる傾向にあります。
土地の面積も広く、規模が大きくなるため、開業資金は高くなるでしょう。
土地や建物には3000万円以上、設備に2000万以上、それに人件費などを考慮して考えてください。