株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人で口コミを活用するには

お金をかけない宣伝活動


公益財団医療法人は公益性があり、多くの人から信頼される団体ですが、設立当初は集患がスムーズにいかないことも少なくありません。
かかりつけ医になれば患者さんの数も安定してきますが、公益財団であっても設立時は実績がないため、集患のための活動をしていくことが大切です。
また、口コミもうまく活用していきましょう。
公益財団医療法人として提供する医療サービスの質がよければ、良い口コミが広がり、来院率の上昇につながっていきます。
戦略によっては設立から10年もすぎると、お金をかけて広告を出さなくても口コミだけで新規患者が獲得できる医療法人もあるようです。
広告費を削減できると、その分を他の運営費に当てたり、人件費に当ててスタッフの数を増やすことができるようになります。
来院数が増えると受付の負担が大きくなるため、受付スタッフを増やすのも一つの方法です。
設備を新しくすることも可能になるでしょう。
逆に口コミをうまく利用できていないところは、常に広告費に当てなければ集患できない状態です。
活用のポイントを知り、積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。


ポイントを知ってこう


活用のポイントは、情報発信に熱心な患者さんに対してアプローチをすることです。
地域コミュニティで影響力のある人にアプローチすると、どんどん広めてくれます。
全ての患者さんが情報発信に熱心というわけではないため、見極める必要があります。
そのポイントは、診察中に治療などとは関係のない世間話をよくする人です。
医者は一人の患者さんに多くの時間をかけられないため、必要なことだけを伝えて終わることが多いですが、世間話から新しい患者さんの獲得につながると思えば、面倒くさがらずに関係のないこともお話しすることが大切です。
周囲の人に広めると申し出る人もいますが、そういった人には労いの言葉をかけたりなど、配慮した関係を気づいてください。
すぐに効果が得られるというわけではありませんが、時間が経つほど徐々に効果が実感できるようになるでしょう。
患者さんとの付き合い方を見直し、他の人にも広めたいと思われる医療法人を目指してみてはいかがでしょうか。