株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人の開業によくあるハプニングとは

設立時によく起きる問題


公益財団医療法人の設立は簡単なことではありません。
最低でも1年間ほど準備にかかり、開業時にトラブルが発生することもあるのです。
公益財団医療法人を開業すると、勤務医では気づけないことがあります。
開業当初は環境にも慣れていないため、ハプニングが続くかもしれません。
公益財団医療法人の設立に必要な知識を身につけ、しっかり準備ができていたと思っていても、思わぬ問題が発生することもあるため、少しでもトラブルが回避できるように、よく起きるハプニングと対処法について知っておきましょう。
トラブルの一つは、開業してからすぐにスタッフが退職してしまうことが挙げられます。
経営が軌道に乗るまで、チームとして医院全体で協力し、取り組んでいかなければなりませんが、中心となる人材が辞めてしまうと運営において大きな影響を与えます。
早期退職の理由は様々ですが、性格の不一致、コミュニケーション不足などの要因も大きいです。
スタッフにとっても慣れない環境で不安を抱えており、職場の雰囲気がよくない、自分には合わないと感じると不安が募って、お互いに信頼関係を築いていくことが難しくなります。
院長先生がリーダーとなり、しっかりスタッフをまとめることができれば対処できる可能性があるため、リーダーシップをとりましょう。


患者さんが思ったよりこない


思ったよりも患者さんがこないこともよくあるハプニングです。
開業してから3ヶ月が勝負と言われていますが、それは人が新しいことに興味を持つ期間だからです。
オープン前は手応えがあったのに来院数が伸びないこともあるため、初めの3か月間はスタッフ一丸となって集患の取り組みをしなければなりません。
スタッフのモチベーションも上がる期間であるため、医院内で絆を深めて取り組むことが大切です。
しかし、院長先生が一人で背追い込んで倒れてしまうというトラブルも起きる可能性があります。
設立の準備に忙しく、開業スタートしてからもバタバタとするでしょう。
スタッフの管理も行うと肉体的に、精神的にも負担がかかって過労で倒れてしまうかもしれません。
リーダーが倒れると他の従業員も困るため、万が一の時に備えて医師仲間にサポートをお願いしたり保険に入るなど対策をする必要があります。