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COLUMN コラム

公益財団の医療法人におけるスタッフの給料の決め方について

相場を要チェック


公益財団医療法人は、一人で経営していくことができません。
看護師さんや受付のスタッフ、医療事務など様々なスタッフがいて公益財団医療法人を運営していくことができるのです。
それぞれ役割があり、院長先生が全て管理をしていくことは大変であるため、いろいろな悩みを抱えているでしょう。
一緒に働くスタッフの給料に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
スタッフのお給料を決める際に知っておきたいポイントがあります。
公益財団医療法人を守っていくために必要なことであるため、ポイントを意識してお給料を考えてみてください。
一つは、周辺の相場を確認することです。
競合など近隣地域における医療機関のお給料の相場を把握しましょう。
これは、自身の医院だけが高額だったり低すぎたりすると、よいスタッフを集めることはできません。
調べ方はいくつかありますが、求人広告、サイトでもチェックできます。
同じ規模感の医療機関などの情報から分析して目安を決めてください。
その際に、経験や資格、年齢など項目ごとに目安を分けてガイドラインを作ると、わかりやすいです。


無理のない範囲と手当てでバランスを取る


二つ目のポイントは、無理のない範囲で決めることです。
相場だけで決めてしまうと、後から失敗したと思う場合があります。
なぜなら、一度決めた額は簡単に下げられないからです。
医療機関の運営で人件費は大きな割合を占めています。
開業する前の段階では、患者さんの人数や収益などがわからない状態でガイドラインを作ることになるため、経営に人件費に負担がかかりすぎないように気をつけなければなりません。
一般的には収入の15%ほどを人件費に当てるといいとされているため、予測した上で範囲を決めてみてください。
三つ目は手当てとのバランスです。
スタッフにも個々人で能力やライフスタイルが異なります。
そのため、全員を公平に、平等にお給料を支払うことはできません。
しかし、手当てをつけるとバランスを取ることができます。
給与は簡単に変えられなくても手当ては調整することができるため、経営状況に合わせてバランスをとりながら手当てを支給するといいでしょう。
このように三つのポイントを参考に決めてみてはいかがでしょうか。