株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人設立の準備を勤務しながら行うには

仕事をしながら開業するために


他院から公益財団医療法人などに独立を考えているドクターもいるのではないでしょうか。
勤務医から公益財団医療法人を設立するとなると、医院に勤務しながら準備をしていかなければなりません。
しかし、公益財団医療法人などの法人化はすぐにできるわけではなく、最低でも1年前から行動する必要があります。
効率よく進めていけるように勤務しながら開業を行うポイントを知っておきましょう。
ポイントの一つは、しっかりと調査や分析を行うことです。
自身の特徴を分析してみましょう。
強み、弱み、やりたいこと、できることなど様々な観点から分析をし、その後に理想を実現できる立地を調査していきます。
相場や競合、見込みの患者などの様々な情報を集めながら下準備をしていくことが大切です。
ネットでも情報収集ができますが、周囲に信頼できる人がいれば尋ねるのも一つの方法です。


チームで計画的に進めていこう


チームで行うこともポイントです。
一人で準備を行うことも可能ですが、勤務しながら同時進行で進めていくのは困難です。
資金面でも開業には限界があるでしょう。
身内や友人にサポートを依頼したり、コンサルタントなどの専門家にも協力をお願いすることが大切です。
医療機器メーカー、薬剤ディーラーなども含めてチームを作り、分業制のようにそれぞれに役割を与えて行動していくと、スムーズに進めていくことができるでしょう。
この時、トラブルが起きないように料金だけでなく、やってほしいこと、業務内容などを含めて契約してください。
計画を立てることも重要なポイントです。
公益財団の申請はいつでもできるわけではなく、タイミングを逃すと1年ほど待たなければなりません。
また、資金調達の際に金融機関の審査や助成金の申請など時間がかかる場合があります。
開業したい時期が明確に決まっているようであれば、細かいところまで計画を立てましょう。
逆算してプランニングし、それぞれの過程をチェックできるように表にまとめておくと、わかりやすいです。
勤務医としてお仕事しながら開業の準備をしていくと、日々の業務に追われて準備が疎かになってしまう人もいますが、勤務先に迷惑がかからないように余裕を持って計画を進めていく必要があります。