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COLUMN コラム

公益財団の医療法人で競合クリニックの近くで開業するときには

開業場所について


公益財団医療法人を設立する際、どこで開業するか決めなければなりません。
開業したい場所が既に決まっているドクターもいるでしょう。
しかし、その場所が競合クリニックの近くだった場合には、悩むことも多いはずです。
競合クリニックと近い場所に公益財団医療法人を設立することができないというわけではありませんが、知っておきたいポイントがあります。
一つは、しっかりと調査、分析を行うことです。
競合クリニックの場所や、どれくらいあるのかを把握することはもちろん、強みやどのようなマーケティングを行っているのかなど分析を行ってください。
ドクターの年齢など細かい部分まで分析することが大切です。
また、弱みも調べましょう。
競合の弱みを上手に利用して、自身の公益財団医療法人では、その弱みを改善できるとアピールしていきます。
しかし、相手を悪く言って自身の病院を持ち上げることはしてはいけません。
問診の時間が短いという弱みがあれば、自身の病院では丁寧な対応を心がけているなどとアピールしましょう。
それだけでなく、周辺に新しい商業施設ができるかなどの見込みを立てて、患者さんが増える可能性も検討してください。


知っておきたいポイント


診療を差別化することもポイントです。
競合の弱みばかりに付け込むのではなく、自身の強み、医院の強みを把握した上でアピールしていく必要があります。
その強みが他と違えば患者さんの取り合いをすることなく、安定した経営ができるでしょう。
宣伝の仕方も重要です。
いくら強み、自信を持っていてもうまくアピールできなければ意味がありません。
来院してもらえたら良さがわかると思っている人もいるかもしれませんが、PRの仕方で患者さんの数に影響を与えます。
宣伝の仕方は年代によって異なるため、しっかりと使い分けましょう。
例えば、20代から40代はスマホ、パソコンを使って情報収集することが多いため、ウェブサイトを活用したり、年配には地域の情報誌やチラシで宣伝したりすると効果的です。
このように、競合の近くで開業する際にはポイントがあります。
失敗しないように意識してみてはいかがでしょうか。