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COLUMN コラム

公益財団の医療法人の開設で医療機器を選ぶときのポイントとは

どれだけ使えるか計算しよう


公益財団における医療法人を設立する際は、医療機器を新しく導入することになるでしょう。
様々な医療機器があるため、どれを選ぶべきか迷うこともあるはずです。
失敗しないように選ぶときのポイントを知っておく必要があります。
ポイントはどれだけ使えるかで選ぶことです。
診療報酬は1点が10円と決まっているため、どれだけ使うと投資資金を回収できるのか計算してください。
投資金額が高額な医療機器を導入すると、1日に何十人も使わなければ採算が合わないという問題が起きるため、公益財団などの医療法人を設立したばかりのときに買うべきものではないと判断することができます。
また、最初から安定した患者数を確保することが難しく、1日に20人来たとしてもそのうちに4、5人しか機器を使わない可能性があります。
1日に何人の患者さんがくるのか、そのうち何人が機器を使うのかを割り出して投資額の採算が取れるのか考えましょう。
投資額が莫大なものや専門機器は競合と差別化ができるため、患者さんが集まりやすくなります。
公益財団医療法人の経営が安定して、患者さんが増えてきてから購入を検討するのも一つの考え方です。


初めから買うものと後から買うもの


開業時に導入するのが一般的な医療機器があります。
例えば、検査機器です。
これは初診の患者さんに使うものであるため、積極的に投資すべき種類だと言えます。
画像診断機器は開業当初で導入するのは難しいです。
なぜなら、画像診断機器を設置する際には内装にシールド工事が必要になるからです。
莫大な工事費も回収するとなると、最初から購入するのはお勧めできません。
どうしても取り入れたいものがある場合は、中古を選ぶのも一つの方法です。
中古品であっても見た目が綺麗であれば、患者さんは新品かどうか判断することができません。
収益が上がるまでは中古品で我慢し、経営が軌道に乗ったときに新品を買うことも検討してみてください。
このように、初めに投資すべきものと経営が安定し、患者さんの数が増えてきたら買うべきものがあります。
開業したばかりの時は出来るだけコストを抑えて節約することが大切なポイントです。