株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人における医療機器導入の方法について

新しく導入する際の2つの方法


個人経営から公益財団などの医療法人に移行しようと考えている先生もいるのではないでしょうか。
事業規模が大きくなるため、建物だけでなく設備に関しても変化します。
例えば、医療機器です。
個人開業時代から使っている医療機器を処分して新しく導入するケースもありますが、その際に銀行から借り入れて購入するべきか、リース契約をするか迷うこともあるでしょう。
公益財団医療法人の設立には設備投資だけでなく、半年間ほどの運転資金やスタッフのお給料、家賃など多額のお金が必要になるため、自己資金で全てを賄うことは困難なはずです。
少しでも有利な形で導入をするために、購入するべきかリース契約をした方がいいのか、それぞれの特徴を知った上で検討してみてはいかがでしょうか。


真逆の特徴がある


購入とリースには、どちらもメリットとデメリットがあるため、比較検討しなければなりません。
なぜなら、どちらの方法を選択するにしても立ち上げたばかりの公益財団医療法人にお金が潤沢にあるわけではないため、金融機関から融資を受けることになるからです。
また、景気の変動や経営状況によって金融機関からの金利の利率や返済期間が変わってくるため、特徴を知った上で適切な判断をしてください。
まず、銀行などから融資を受けて購入した場合のメリットは、大幅な値引き交渉ができたり、定率法によって早期償却ができる、特別償却の適用が受けられる、追加で支払うお金がないことが挙げられます。
特に、大幅な値引き交渉ができる点は大きなメリットに感じるでしょう。
しかし、融資枠を医療機器の導入費だけで使ってしまうことになり、早い段階で新しく入れ替える際には不利になりやすいです。
また、金利が変動して経費が増えてしまうリスクがあります。
一方、リースは更新時期を見据えて期間が設定でき、融資枠を使ってしまう心配がありません。
さらに、金利が一定であるため資金計画が立てやすいというメリットもあります。
しかし、利息分や手数料が上乗せされるため購入額よりも高くなることや、特別償却が適用されず、途中で解約ができないため要注意です。
このように真逆の特徴があるため、しっかり比較して判断する必要がありますが、経営における資金に余裕があれば買い取ってしまうという方法もあるため、考えてみてください。