株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人おける中途採用の際のポイントとは

悪口ばかり言う人は要注意


公益財団の医療法人で中途採用を検討している院長先生もいるのではないでしょうか。
中途採用は新卒採用と特徴が異なるため、ポイントを知っておくことが大切です。
特に、面接が重要なポイントになります。
中途採用面接で良く聞く質問の一つに「前職の退職理由」がありますが、それを聞く際に注意しなければならないことがあります。
一つは、答え方です。
退職した理由は人それぞれですが、悪口ばかり言う人は避けた方がいいかもしれません。
なぜなら、前職と同じことを繰り返し、同じ不満を抱いてすぐに離職する可能性が高いからです。
院長先生がその人を採用しても、すぐに辞めて他の医療法人の面接で院長先生の医療法人や公益財団そのものの悪口を捲し立てられる恐れがあります。
悪口が止まらない人に対しては、当院で働くことで実現したいことは何かと質問を変えてみるのも手です。


メンタルヘルスに関わること


メンタルヘルスに関わる病歴のチェックも欠かせません。
前職を辞めた理由がメンタルヘルスの悪化というケースはとても多い傾向にあります。
前の環境がひどい場合もありますが、本人が元々抱えていた可能性も考えられるため、チェックすることが大切です。
しかし、このチェックは慎重に行わなければなりません。
病気について聞くことは禁止されているわけではありませんが、病名に焦点を当てるのではなく、業務に支障をきたす可能性があるかどうかという観点で質問をする必要があります。
直接、口頭で聞くことが難しい場合はアンケートを実施するのも一つの方法です。
アンケートであれば、本人が病歴を隠していたとしても、何かあったときに懲戒事由として判断することができます。
また、偏見や思い込みにも注意してください。
面接者の思い込み、偏見によって求職者に不快感を与えてしまわないように、要注意です。
他にも、人種や民族、思想、信条など聞いてはいけない項目があるため、聞く内容は慎重に選ばなければなりません。
このように公益財団における医療法人で中途採用を行う際は注意しなければならないポイントがあります。
一人雇用するまでにコストがかかるため、失敗しないように気を付けてください。