専門特化しあえてターゲットポイントをしぼって差別化

開業準備となると、いきなり物件を選ぶ人がいます。もちろん病院開業にあたって、立地は大切なポイントです。良い立地であれば患者さんも来やすくなりますので、患者増にもつながるでしょう。しかしその前に、自分にどのような強みと弱みがあるのか、そのポイントを確認しておきましょう。

 

今は医療機関が多く乱立している時代。少しでも他との差別化ができなければ、生き残っていくことは困難です。患者さんに選択してもらうためにも、必要な専門性を掲げましょう。例えば甲状腺専門の医師なら、甲状腺専門の病院であることを掲げることで患者さんは診療内容を把握でき、病院に訪れやすくなります。

近年は糖尿病で悩む患者数が増加傾向にあります。糖尿病はさまざまな合併症を発症し得ることから、血糖管理のみならず、総合内科的な全身管理が必要不可欠です。甲状腺専門の病院ではきめ細やかな治療を行えるため、それを多くの人に知らせれば患者数アップにつながるはずです。

専門性があれば、専門的な治療を必要とする患者さんが治療を受けたいと思って来てくれるようになります。そのためにも病院開業時には、「甲状腺の専門性がある」という情報を提供することが大切です。

開業資金準備について

開業に必要な資金の準備額はさまざま。病院の規模によって開業資金は異なるほか、自己資金で準備できる金額も人によって違うはずです。

 

自己資金は1000万~2000万円の間が大半となっています。中には自己資金0円で開業する人もいますが、これでは運転資金が足りないときに困ってしまいます。たとえ甲状腺専門という大きなポイントがあったとしても、集客力を上げていくには数か月かかることも考えられるでしょう。経営が軌道に乗るまではしばらく日数がかかるので、借り入れだけで資金を準備するのではなく、ある程度の自己資金があった方が安心して病院運営に取り組めます。