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COLUMN コラム

公益財団の医療法人の開業準備で取り組むべき作業とは

はじめにすることは経営理念の作成


公益財団の医療法人を設立する際は、様々な準備が必要です。
しかし、何度も設立するものではないため、どのような作業が必要なのかわからない人も多いでしょう。
公益認定は簡単に受けられるものではなく、スムーズに公益財団を立ち上げるためには開業準備の知識が求められます。
最初に取り組むべき開業準備は、経営理念を考えることです。
どんな病院にしたいのかを言語化します。
言語化したものはHPなどでも掲載されることが多いため、誰でもわかるような表現を用いることが大切です。
また、他院との差別化も欠かせません。
内科にも循環器内科などの種類があるため、専門性をアピールすると良いでしょう。
病医院の名前に専門性を含めるなど、差別化を明確にするのも一つの方法だと言えます。
しかし、ニュアンスをわかりやすく端的にまとめるのは難しいことです。
なかなか決まらないこともあります。
その場合は、差別化戦略を実現するために、患者に喜ばれる医療法人になるためには何が必要なのか、大切にする行動規範は何か、スタッフと一緒に目指す方向性は何か、の3つに当てはめて考えると良いかもしれません。
その際に、ただ提供するサービスをアピールするのではなく、患者がいて初めて成り立つという基本原則は踏まえておきましょう。


浸透させる


経営理念を作るだけでは意味がありません。
浸透させるために文書化してください。
その際に専門用語や難しい言葉は避けるのがポイントです。
そして、HP以外にも患者やスタッフの目に留まりやすい場所に掲示しましょう。
スタッフの指導に経営理念を活用することや、新人採用をする時にしっかり説明することが大切です。
また、基本方針は定期的に見直して、環境の変化に対応していくことが求められます。
他には、立地を決めていかなければなりません。
地元だから、人気のエリアだから、高齢者が多いからといった理由だけでなく、患者層を把握してエリアを絞り込み、物件を決めていくのが基本的な流れです。
このように公益財団などの医療法人を開業するには、様々なことを詳しく決めて、浸透させていかなければなりません。
専門家のサポートを受けながら、設立の準備を進めてみてはいかがでしょうか。