株式会社リアルコンテンツジャパン｜医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人で経営強化を図る方法とは　

安定した事業を維持するために


経営強化のための方法を探している公益財団における医療法人もあるのではないでしょうか。
公益財団などは公益性が求められる団体であるため、利益を追求した事業がメインではありません。
しかし、運営を維持していくためには経営強化の対策をしていく必要があります。
では、どのようなことをしていけば良いのでしょうか。
一つは、助成金や給付金、税制優遇措置を上手に活用することです。
公益財団が利用できるサポートもたくさんあります。
それを使って最新の医療機器を導入することや、広報活動を積極的に行うのも一つの方法です。
広報活動をするときは広告規制に注意してください。
個人で運営している場合は、法人化を検討してみてはいかがでしょうか。
そうすることで、社会保険診療報酬から源泉徴収が行われなくなり、資金繰りが改善するはずです。
また、繰越欠損金が3年から9年に変更されるため、設立当初から大型投資をして積極的に事業を展開していくことができるでしょう。
さらに金融機関から借り入れするとき、個人の場合は院長と第三者の保証が必要ですが、債務者は医療法人となって理事長の個人保証だけ求められることになり、第三者の保証は不要です。


上手に活用しよう

老人保健施設を設立していない場合は、申請してみてはいかがでしょうか。
特に、後継者がいる場合は担当者に任命することで、事業の多角化を図ることができます。
さらに診療所を増やすのも多角化につながるでしょう。
個人はできませんが法人は複数の診療所を開設できます。
このメリットを有効活用してみてください。
クレジットカードを使うときは、個人ではなく法人にしましょう。
これは支払いを明確に管理できるだけでなく、会計処理が楽になり、カードの種類によってはキャッシュフローの改善に寄与してくれます。
しかし、デメリットもあるため、それを理解した上で活用してください。
このように工夫をすると経営強化することができます。
早い段階から取り組んでみてはいかがでしょうか。
専門知識のある専門家に相談し、アドバイスを受けることも効果的な方法だと言えます。