株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人における医院構想の重要性について 

設立する前にイメージを膨らませよう


公益財団などの医療法人の設立を検討している院長は、開業前に医院構想をしっかりと考えているでしょうか。
個人開業から公益財団などに法人化することを意識し始めてから、具体的な準備に取り掛かるまではそれなりの期間があるはずです。
まず、イメージを膨らませることから始めるでしょう。
例えば、施設の内装、外装、街の雰囲気、様子、提供するサービスなど漠然としたイメージを描いていくはずですが、これらを医院構想として練り上げていく必要があります。
医院構想は公益財団における医療法人の設立にあたって、とても重要になってくるポイントです。
具体的にどのようなことを考えていくのか、取り組んでいくのかといった流れを知っておくと良いでしょう。



医院構想とは

医院構想とは、どのようなクリニック、病院をつくるのかです。
はじめに、経営理念やコンセプトを明確にしていきましょう。
それが決まれば、開業形態や規模、エリアが選定しやすくなるはずです。
次に物件探しを行い、事業計画の立案に進んでいきます。
ここまでの段階では、どれもが一つ一つ関連しているため、しっかりと検証や検討を重ねて、考えを固めていかなければなりません。
次に、資金調達をしますが、医療法人の設立に必要なお金だけでなく、開業後の運転資金も考慮しましょう。
運営を開始したのはいいけど手元のお金が足りず、資金繰りの問題が発生するかもしれません。
特に、保険など基金収入が医業収入のメインになると入金まで2ヶ月ほどかかるため、お金が足りなくなってしまうこともあります。
余裕を持って資金調達をしましょう。
次に設計や施工、医療機器や備品を購入していきます。
さらに、広告や人材募集、採用、スタッフの教育を行います。
これらが終わると、開業の手続きや届出ができるようになり、開院となるのです。
資金調達から届出までは一つずつ確実に決めていかなければなりません。
大きな矛盾があっても後戻りができないため、慎重に検討、決断していきましょう。