株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人設立を成功させるためのポイントとは 

準備が欠かせない


個人運営の医院から公益財団などの医療法人に移行を検討している院長もいるでしょう。
どうしたら設立を成功させることができるのか、不安もあるのではないでしょうか。
設立を成功させるポイントを知っておきましょう。
公益財団は公益性が認められないと設立することができないため、設立を成功させるポイントは事業計画にあります。
医療費を抑制するために、2006年から診療報酬が改定され、過去最大のマイナス3.16%に引き下げられました。
介護報酬も2.4%に引き下げられ、医業環境は厳しさを増しています。
そのような状況で公益財団などの医療法人に移行すると、収益構造に大きな影響を及ぼすのではないかと考えるでしょう。
それを解決するためには、線密な事業計画が成功のポイントになるのです。
設立前に、しっかりと準備をしておく必要があります。



検討すべき点

施設数も増加傾向にあり、どこで開業するかも問題になります。
できるだけ競争の少ないエリアをみつけたいものですが、簡単にはいかないでしょう。
今後は益々競合医院が増えていき、その環境の中で開業するのが当たり前になってくるはずです。
そのため、医療法人を設立したからといって、収益を得られるという状況ではなくなっています。
準備をしていないと収益構造がより悪化するため、院長の意識変革も大きなポイントです。
まずは成功するために明確なコンセプトをつくりましょう。
これは事業計画を前提としなければなりません。
どのような診療所、病院を開設したいのかを明確にして、具体的にイメージを固めることが大切です。
コンセプトは1つに絞る必要はなく、複数を持って進めていくと良いかもしれません。
立案に当たって、経営理念はもちろんエリアのリサーチ、立地条件と患者のニーズ、他医院との差別化、診療科の専門性、患者の受け入れ体制、自由診療の取り扱いについて、病床の有無、開設業態などを検討してください。
また、優秀なスタッフの確保も大切です。
運営の方針などは院長自身が大きな鍵となりますが、実際にサービスを提供するのは看護師や受付のスタッフであり、これらの人材によって評判が決まってしまいます。
そのため、どのように確保するのかも考えていかなければなりません。
方法がわからない場合は専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。