株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人で学費を払うことはできるのか 

奨学金制度を上手に活用しよう


学費を支払う際に、奨学金を利用している学生も少なくありません。
学生時代は奨学金があるため、学費に困ることはないでしょう。
しかし、卒業後は借りていた奨学金を返さなければならないため、生活に苦労する人も多いです。
しかし、中には返さなくても良い奨学金もあります。
返済不要の奨学金は給付型奨学金というもので、一定金額が給付され、その給付されたお金は返済する必要がないという制度です。
この制度を利用すると、学費の返済に困ることはありませんが、採用基準が高めに設定されていることがほとんどです。
例えば、成績が優秀であること、振る舞いがしっかりしていること、健康状態が良いことなど様々な条件が設定されています。
他には、出身校の推薦が必要であったり、給付対象が限られています。
給付型奨学金を利用したい人は、奨学金実施団体に問い合わせて詳細の条件を確認しなければなりません。
奨学金実施団体にも民間企業などの種類がありますが、公益財団もその一つです。
公益財団に問い合わせてみると、給付型奨学金を利用できるかもしれません。



指定された医療法人に勤務すると返済不要になる奨学金制度

返還免除制度というのもあります。
これは、一部または全額が免除されるもので、看護系の学校で採用されていることが多いです。
資格を取得した後に、指定された公益財団などの医療法人に一定年数以上勤務すると、奨学金が免除される制度になります。
資格の対象は、医師や歯科医師、薬剤師、看護師、助産師などです。
すべての医療法人が採用している制度ではありませんが、人手不足や若者における地元離れが進む地域でも採用されていることがあります。
特に、大きな医療法人はこのような奨学制度を採用していることが多いです。
高齢社会が進む中、これまでよりも医療の質の向上、維持が求められています。
そのため、他の業界と比較すると医療系の奨学制度は多く採用されているのです。
実際に、卒業後に指定された病院で、奨学金を得ていた年数と同等の期間を勤務すると奨学金だけで学費がゼロで進学できた人もいます。
学費の支払いや奨学金の返済に悩んでいる人も多くいますが、制度を上手に活用してみてはいかがでしょうか。