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COLUMN コラム

公益財団の医療法人で自由診療を根付かせるポイントとは 

患者が抱いている自由診療のイメージ

公益財団の医療法人を設立する際に、自由診療を根付かせるポイントがあります。
患者に自由診療の効果を正しく広めるために、根付かせるポイントを知っておくことが大切です。
自由診療に対しては、国の認可が下りていない薬剤や機器を提供されることが多く、治療費も高い割に、結局、効果があるのかわからない結果に終わるというネガティブなイメージを持っている人も少なくありません。
実際に、自由診療は保険外の診療となるため、通常の診療を比較すると治療費が高くなってしまいます。
また、自由診療に関する知識が少ない人が多く、どのような基準で医療法人や医療機関を選ぶべきかわからないという人も多いようです。
さらに2018年6月から医療広告の規制が始まり、これまでの方法では患者が抱いているネガティブなイメージを覆すことが難しくなっています。
しかし、このような状態が続けば自由診療への理解は深まらないままです。
公益財団の医療法人では、自由診療でできることを患者に伝えていくことが、これからの医療に大切であると位置づけています。



ネガティブなイメージを変えよう

先述の問題点に対して、ひとつずつ解決していきましょう。
多くの患者が抱いている治療費が高いというイメージ対しては、混合診療を伝えることでネガティブなイメージを軽減することができます。
混合診療は、通常の保険診療と自由診療を併用することですが、この制度を理解していない人が多いです。
どの医療法人や医療機関を選ぶべきかわからないということに対しては、薬機法で承認された医療機器を導入していることを伝えるといいでしょう。
治療効果が曖昧というイメージ対しては、治療実績や治療費、治療方法を丁寧に説明することが大切です。
自由診療を根付かせるための重要なポイントは、ネガティブなイメージを変えることです。
簡単にはイメージを変えることはできませんが、一人でも多くの患者に自由診療の特徴を伝えていく取り組みを行って、地道な努力を続けていかなければなりません。
このように、自由診療を根付かせるポイントはたくさんあります。
これから公益財団の医療法人の設立を検討している人は、ネガティブなイメージが多い自由診療の実際を適切に理解してもらうための工夫が必要です。