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COLUMN コラム

小児科病院の開業資金とポイント 

小児科として独立開業する準備

子どもがかかる病院として、小児科は大変口コミに影響しやすいところがあります。
独立開業準備をする場合には、口コミなどが拡散しやすいようにすることをポイントに置きましょう。
医師の腕がよい、話をきちんと聞いてくれる、子どもへのあたりが良い、待合室がキレイで子どもが飽きない、などお母さんたちがSNSでつぶやくことで、あっという間に評判の良さは拡散します。
すぐに評判が広がるので、宣伝活動をしなくても患者さんが多く来てくれるでしょう。
しかし、同じように悪い評判も拡散しやすいですから、十分に気を付けなければなりません。
病院の立地も十分に考えて準備しましょう。
小児科なら、どこでもいいということはありません。
どんなに評判をよくしたいと思っても、人目に付きにくいような場所では、患者さんが訪れにくくなってしまいます。
やはり、生活幹線道路沿いは人目に付きやすく、独立開業準備したのもわかりやすいので、患者さんが来やすいでしょう。
郊外であれば駐車場の完備は重要です。
あの病院は良いけど、駐車場が狭くて止めにくいという評判が出てしまうだけでも、患者さんが少なくなる原因となってしまいます。

また、郊外・都心に関わらず、ベビーカーで来院する患者が多いと思われるので、1階またはエレベーターは必要です。


小児科の独立開業に必要な資金

小児科の開業資金に関しては、地方や設備にもより金額は変わってくるので、一概には言い切れませんが、約4000万円以上はかかると考えてよいでしょう。
小児科での開業は、それほど大きな場所は必要ありませんが、テナント及び戸建の広さは30~50坪程度が多いようです。
ただし、診療内容によっても、この大きさはある程度変わってきます。
医療機器に関しては、X線装置を導入するかどうかで資金がかなり変わるでしょう。



また小児科ということを配慮して、子どもにやさしいつくりや子どもが待っていても楽しいつくりの待合室をすることでも資金がプラスされます。
建物の外装・内装、前家賃、人件費、家具などで約3,000万~、医療設備として約1,000万は必要だと考えられるので、だいたい4000万円程度は独立開業資金準備に必要となるでしょう。