公益財団法人の維持のためにも赤字はよくない?

公益財団法人は利益を追い求める組織ではありませんから、法人会計において大きな黒字を挙げることはタブーとなっています。
あえて赤字になる公益財団法人がありますが、それでは資金不足になってしまい公益性のある事業を行うことができなくなり、最終的には経営が成り立たなくなります。
そのような場合、社会貢献につながる事業を消費者に対して提供できないので、何とかして赤字を免れることが重要です。
そのために公益性のある事業でプラスマイナス0程度にすることや収益事業を別途行って公益事業の赤字を補てんすることが求められるのです。
赤字を防ぐために収益事業で黒字を出すことがとても大切なことですが、収益事業での利益創出すらだめだと誤解されているケースもあります。
トータル的に見た法人会計で赤字が続いてしまうと機能しなくなってしまうため、事業の見直しや収益性のある事業の強化を図る必要性も出てきます。

赤字決算が続いてしまった場合について

単年での赤字決算であればそれほど問題ないかもしれませんが、もしこの状態が続いてしまえば、公益財団法人の根本的な継続事業に関する前提に反することになります。
一般企業とは異なり多額の資金を貯めておくことが難しい形態ですので、しっかりと収益の見通しを立てて、それに基づいた経営を行う必要が出てくるでしょう。
赤字決算が続くと公益財団法人の財政的基盤が行われたと判断されることもあります。
あえて黒字を阻止するために不要な支出を繰り返している公益財団法人も見られますが、それでは公益性を発揮できなく、長きにわたって安定的なサービス提供が不可能になってしまいます。
まずは黒字化がだめだという常識を疑うことが重要で、しっかりと公益財団法人の存在意義やルールを学びましょう。
もちろん利益を挙げすぎるといけませんが、うまくバランスをとることが最も重要なことです。