公益財団における棚卸資産とは

公益財団の行う事業によって異なりますが、出版業を行う上での書籍のように販売価値のある在庫のことを、棚卸資産と言います。
商品を仕入れ、販売できなかった分は在庫として残り、保有することになりますが、今後売却することで利益を上げることができるため、公益財団にとって大切な資産と言えるでしょう。
棚卸資産は、事業年度開始時の在庫は当年度に全て販売したと考えて仕入高に計上し、事業年度終了時の在庫については、売れ残りとして仕入れから除外するという処理が必要になります。
公益財団の事業内容によっては、こうした棚卸資産ともなる在庫を抱えることもあるのです。
棚卸資産における期末在庫の単価は、基本的に取得価値よりも時価が下落しなければ、取得価額として計算されます。

公益財団にとっての在庫について

公益財団の事業にとって、在庫は必要なのか迷う人もいるでしょう。
常に余剰がない状態で、需要と供給が一致しているのであれば、余分なものを保有する必要はありません。
しかし、事業を行っていく上で、すべてがうまくいくわけではないのです。
そのため、保有している余剰分なども貴重な資産として計上されます。
棚卸資産の計上の際には、実際に在庫が存在していることや販売時期から価格が下落していないかという点がポイントになり、場合によっては仕入れした時よりも低い価値として計上する必要があるケースもあるのです。
こうした在庫管理は、公益財団としての組織上の円滑な運営がされているのかという点をチェックする上でも大切になります。
例えば、帳簿上の在庫が存在することになっていたとしても、実際に在庫が存在しないのであれば、これまで管理上の帳簿への入力ミスなど、改善すべき問題点が浮き彫りになるでしょう。
在庫は、今後販売するための大切な資産なので、在庫が実在するということと、在庫に対しての評価が適切であるということがポイントになります。