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COLUMN コラム

公益財団への投資信託について 

投資信託とは

投資信託とは、投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめて、その投資で運用した利益を還元するというものです。
投資信託は初めて投資する人も、投資しやすい金融商品だと言えます。
投資が成功すると、投資信託のお金、投資家が預けたお金も増える仕組みです。
この仕組みは預金で利子が得られる仕組みと似ており、預かったお金を運用して収益が出たらお金が増えます。
預金と投資信託の異なる点は、元本割れがあるかどうかといった点です。
預金は銀行が破綻しない限り、預けたお金である元本が保証されます。
しかし、投資信託は元本が保証されません。
運用がうまくいかなかった場合は値下がりしてしまうため、預けたお金が減ることもあるのです。


価値や価格の変動が激しい投資信託

一般的に、公益財団法人の基本財産は公益財団の人格の基礎であり、公益活動を行うための収入の基本となる重要な財産です。
基本財産が減少することは避けなければならず、公益事業のために資するかちを生ずるように活用しなければならないとされています。
そのため、基本財産は安全に確実な方法で元本が回収しなければなりません。
また、固定資産として運用益が得られたり、利用価値を生ずる方法で行う必要があります。
価格の変動が激しい投資信託は原則として適当ではありません。
しかし、公益財団法人の基本財産で投資信託を購入することもあるのではないでしょうか。
運用財産については投資信託などによる管理運用も認められます。
しかし、子会社の保有のための株式の保有は認められません。
株式の取得は公開市場を通してのものに限られます。
その投資信託に利益が出ないと評価が下がってしまい、解約して換金すると運用損が出てしまう可能性もあるでしょう。
最終的な決算時に分配金相当額と評価損によって基本財産の大きな減少が確定した場合、回復の見込みがなければ時価を持って賃借対照表価額としなければなりません。
公益財団法人の基本財産や運用財産は価値の変動が激しい財産、客観的な評価が難しい財産等価値の不安定な財産や過大な負担付財産が財産の相当部分で占めないようすることが大切であるため、投資信託も慎重に決断してください。